令和元年度大牟田市議会第3回定例会が開催され、さまざまな議題が取り上げられた。
特に注目されるテーマとして、新たなごみ処理施設の整備に関する取り組みが挙げられる。平山伸二議員が、市長に対し現行のごみ処理の継続利用や新施設建設の方向性を質した。これに対し、中尾昌弘市長は、「新たなごみ処理施設の整備に向けて、荒尾市との連携のもと、準備を進めている」との答弁を行った。リサイクル発電事業が2022年度に終了することから、今後の燃えるごみ処理の方針が急務とされる。
次に、安心・安全をテーマにした公用車へのドライブレコーダー設置についても議論が行われた。平山伸二議員は、多くの公用車での設置が行われていない現状を指摘し、設置の必要性を強調した。市側は、「現場の意識向上を図るため、職員に対する安全運転講習会の実施やドライブレコーダーの設置検討を進めている」との見解を示した。
また、高齢者の運転支援に関しても質問があり、現在の取り組みの評価が求められた。市側は、高齢者を対象とした運転免許証自主返納支援事業の実施状況を報告し、ペダル踏み間違い抑制装置の購入支援について検討する意向を示した。