令和5年12月13日、大牟田市議会第4回定例会が開催された。この日は会期の決定や議項の上程が行われ、特に重要な議案として令和5年度一般会計補正予算が注目された。
議会は、会期を12月26日までの14日間とすることを決議し、その間の議事運営について合意が得られた。また、会議録署名議員として、櫻井ちはる議員と森遵議員が指名され、正式に承認された。
続いて、議員派遣報告が行われた。大牟田市議会では、議会報告会の開催に関して、複数の議員が参加したことを報告した。議長の徳永春男氏は、これらの取り組みの重要性を強調した。
議案第49号、令和5年度大牟田市一般会計補正予算は注目を集め、関好孝市長がその提案理由を説明した。市長は、低所得世帯への支援として、国の経済対策に基づく7万円の給付金を支給する計画を述べた。市長は「物価高騰が続く中、特に影響を受けている市民の支援が必要である」と指摘した。
また、補正予算には、子育て・教育環境の充実に関連する施策も盛り込まれており、特に教育現場でのタブレット端末導入や、特別支援学級の増設が挙げられた。これにより、教育の質を向上させることが期待されている。
市長はさらに、「人口減少への対応として、若者が安心して働ける環境を整え、教育の充実を図る必要がある」と強調し、未来への展望を示した。
議案第49号は、議会の審議を経て全会一致で可決された。市民からの寄付金を活用したインフラ整備や、災害対策も併せて進行することが期待されている。次回の本会議は12月19日午前10時から行われ、質疑質問が予定されている。