令和3年度大牟田市議会第4回臨時会が開催された。
この会議では、複数の議案が上程され、主要な議題は条例の一部改正に関するものが中心であった。
市長の関好孝氏は、議案の説明に際し、議会議員の議員報酬と費用弁償に関する条例改正を提案した。これにより、期末手当の支給割合を人事院勧告に準じて変更するとしている。
また、会計年度任用短時間勤務職員の報酬や期末手当についても改正が行われる。具体的には、同様に人事院勧告を踏まえた改正が求められる。これに対して、無所属の松尾哲也委員長は慎重な意見を強調した。
さらに、市長等の給与等に関する条例改正も行われ、こちらも期末手当の支給割合が見直される。これにより、市の各待遇の見直しが進められている。
次に、一般職員の給与に関しても改正案が提出された。この提案は、期末手当の割合見直しと、1時間当たりの給与額の算出方法を見直すものである。議会はこれに対しても同様の方向性から賛成意見が多く寄せられた。
最後に、企業管理者の給与に関する改正も行われ、全体としての職員の待遇が一体的に見直される形となった。議案は討論の後、採決に入った。全会一致での原案可決がなされ、議事は無事に終わりを迎えた。
今回の臨時会では、議会全体が新型コロナウイルス感染症の影響を受けた状況下での職員の奮闘に配慮し、慎重な審査が求められたが、最終的には提案された改正案が全会一致で可決された。議会は、今後の事務執行に向けて新しい条例を適用していく方針を示した。