大牟田市は、令和3年6月22日に開催された定例市議会で、新型コロナウイルス感染症や豪雨災害に対する対応策を討議した。特に、新型コロナウイルスに伴う影響を調査し、必要な支援策を講じる方針を示した。また、教育政策の見直しにも言及し、より効果的な施策を検討する重要性を強調した。
質疑の中では、教育長が「社会的自立の基盤となる基礎学力の確実な定着が必要」と述べ、地域で子どもを育てる体制の強化を求めたことが印象的である。
さらに、有害鳥獣対策として、猟友会に委託してイノシシや小動物駆除を行っている現状を紹介し、地域資源の有効活用に努める必要性が示された。特に、農業被害が深刻なイノシシの駆除については、地域住民の協力が欠かせない。
市庁舎整備の再検討に関しては、笹林公園や現庁舎敷地を含むエリアでの民間活用を検討しており、今後の進捗に期待が寄せられている。加えて、市が設けた文化芸術活動支援に関する補助金も話し合われ、地域文化の振興と市民交流の促進が目指されている。
一方、結論としては私たち市議団が提案した新たなシティプロモーション施策も、地域資源としての文化や歴史を活かし、非常に重要な位置を占めている。市民の声を反映させる仕組みが求められ、これからの政策運営は市民とともに進めることが必要であると再確認された。