令和3年12月17日に大牟田市議会第5回定例会が開催された。
議事では、議案第48号から67号までの20件が一括で上程され、審査結果の報告が行われた。
市民教育厚生委員長の塩塚敏郎氏は、接種完了が見込まれる新型コロナウイルスワクチンに関連し、全員への接種体制を整備する必要性を強調した。また、無料検査体制の構築についても言及された。
続いて、都市環境経済委員長の森竜子氏が、廃棄物処理に関する新たな条例案の審査結果を報告した。
この中で、家庭用ごみ袋の料金改定が取り上げられ、北岡あや議員は反対の立場を明らかにした。
コロナ禍における市民生活の厳しさを理由に、料金の見直しには慎重さが求められると指摘した。
次に、議案第69号に関して、関好孝市長が提案理由を説明し、委員の選任を承認するよう求めた。これも全議員の賛成により、承認が決定された。
最後に日程第3として、発議第23号から同第25号までの3件が上程され、核兵器禁止条約を求める意見書案などが含まれていたが、いずれも否決された。議長の光田茂氏は、全議事を終えたことを確認し、定例会の閉会を宣言した。
今後の議会においては、市民生活に密着した決議や提案がさらに模索されることが期待される。