令和5年5月22日、臨時会が開催された。
この臨時会では、新たに選出された議長と副議長の選挙が行われた。議長には徳永春男議員が当選し、副議長には古庄和秀議員が選ばれた。両名は、それぞれ地元からの期待を受け、議会運営に尽力する旨を表明した。
徳永議長は、挨拶の中で「大牟田市の人口減少が深刻な問題である。」と述べ、その課題に立ち向かう姿勢を示した。今後の市政運営において、市民の信頼を得るための努力が求められると強調した。
一方、古庄副議長は自身が視覚障害を抱えていることに触れ、「全国初の車椅子の副議長として、議会の課題に取り組む。」と意気込みを示した。議会としての協力体制を構築することに期待が寄せられている。
会期は1日間と決定され、今後の議事進行が円滑に行われるよう、仮議席指定も行われた。また、傍聴者とメディア向けに、議事の透明性を確保するための取り組みも確認された。
そして、新たに上程された議案では、令和4年度と令和5年度の一般会計補正予算が扱われた。市長の関好孝氏は、この補正予算が「生活支援とコロナ対策」を意図していると説明。特に低所得世帯への支援金計画を強調し、活力ある地域の実現に向けた意識を示した。
また、議会では大牟田市議会委員会条例の改正が原案通り可決され、今後の議会運営に必要な体制も整えられた。常任委員の選任や議会運営委員の選任もスムーズに進行し、各委員会の活動も本格化する見込みである。