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大牟田市議会、地域振興や防災策に関する重要議題を審議

令和6年3月5日に開催された大牟田市議会で、地域振興策や消防団員への支援などが議論された。特に方言を活かした振興や公共交通の維持などが焦点に。
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令和6年3月5日に開催された令和5年度大牟田市議会第5回定例会では、地域振興や防災、公共交通に関する重要な議題が数多く取り上げられた。

まず、江上しほり議員が発言し、方言を活かした地域振興策について質問を行った。方言の学習や郷土愛を深める取り組みが求められ、特に小学校の教育現場において、「どがしこでん大牟田弁」の冊子を副教材として活用する道筋が提案された。平河教育委員会事務局教育監の平河良氏は、方言に対して子どもたちの理解を深める学習が行われていることを説明した。

また、江上議員は消防団員の現状に触れ、入団促進の取り組みについて質問した。桑畑消防長は、本市の消防団が現時点で618名であり、今後95%の充足率を目指すと述べた。消防団の環境を向上させるため、男女共に活動しやすい環境を整えることや、団員の安全確保を重視する旨が強調された。

次に、西鉄バスへの補助金が年々増加している背景と、令和5年度の予算についても議論が行われ、交通手段の確保が重要であるとの認識が共有された。特に、公共交通の利用促進や路線バスの運行維持のための工夫が必要との意見も出た。

大牟田市のデジタル化に関する質問では、森智彦企画総務部長が流れは正しいとしながらも、様々な行政手続きのオンライン化を進める必要性に言及した。市民に容易に行政サービスを提供するため、引き続きデジタル化を進める方針が示された。特に、職員のテレワークについても課題があるとの説明があり、今後の体制変更が期待される。

最後に、夜間中学校へのスマホ導入や、学校給食のアプリなどについても質疑があり、未来を担う子どもたちにどのように支援を行うか、また地域コミュニティの活性化が進むかどうかが大きなテーマとなった。教育監は、安全面から現在の方針を維持しつつも、夜間中学校の生徒への配慮を適切に進めていく意向を示した。

このように、議会では多岐にわたる課題に直面する中で、市民生活の向上を目指す具体的施策が議論され、今後の進展が期待されている。

議会開催日
議会名令和6年2月定例会(第528回)
議事録
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