令和3年2月26日に、令和2年度大牟田市議会第6回定例会が開催された。
この会議では、議案や報告が36件一括上程され、重要な施策についての審議が図られた。
まず最初に行われた会期の決定では、議会運営委員会の提案に基づき、28日間の会期とすることが全員の同意を得て決定した。議長の境公司氏は、会期日程に従って議事運営が行われることを確認した。
続いて、会議録署名議員として、山田修司議員と塩塚敏郎議員の指名が行われ、両議員が承認される。これによって、議事録の確実性が確保された。
この日のメインアジェンダである36件の議案は、専決処分や補正予算、条例改正など多岐にわたる内容を含む。関好孝市長は、特に令和2年度の一般会計補正予算について報告し、新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種の実施に要する経費が2億6,101万3,000円増となったことを説明した。その結果、補正後の一般会計予算は802億492万7,000円となる。
また、同市長は、次年度の予算案に関もしっかりと取り組む意向を示し、国民健康保険特別会計や介護保険特別会計についても説明した。特に、被保険者数の減少が見込まれる中、保険給付費は増加傾向にあるという厳しい財政状況が報告された。これを受けて、保険税率は据え置きとする決定が下された。
最後に、まちづくり・活性化特別委員長の徳永春男氏が中間報告を行った。徳永氏は、議会内での検討結果や意見を基に、今後も地域の活性化に向けた施策充実を目指す意志を強調した。特に、若者の地域企業への就業促進が急務であることや、定住促進策の重要性が述べられた。
最後に、議長はこの日の議事を締めくくり、次回の本会議について報告し散会した。今後の会議も市政における重要な議題に対し、活発な意見交換が期待される。