令和元年9月13日に開催された大牟田市議会第3回定例会は、27件の議案および報告が上程され、今後の市政の重要な方針が議論された。
主要な議案の中で、議案第26号の令和元年度一般会計補正予算については、動物園の駐車場有料化に対し、意見が分かれた。光田茂都環境経済委員長は、「身近な動物園でなくなる不安があり、賛成しがたい」と指摘した。
また、議案第30号のマイナンバー制度に関する条例改正でも、反対意見が相次だ。崎山恵子議員は、「プライバシー権侵害の危険がある」と強調し、この制度の廃止を求めた。
会計年度任用職員制度についても、同じく崎山議員が反対討論を行い、「非正規雇用の合法化は容認できない」との立場を示した。市民教育厚生委員会の塩塚敏郎委員長も、関連する議案において「保健所の移管は市民サービスの低下を招く」と訴えた。
決議第1号についても、天皇陛下御即位の賀詞決議案が上程され、議員全員の賛成で原案通り可決された。今後、同提案は関係機関に送付される見込みだ。
発議第8号から第15号までの意見書案に関しては、一部が否決される中で、第11号水産業体質強化を求める意見書案は賛成多数で可決された。
最後に、議員の派遣に関する議題も取り上げられ、異議なしで決定。大阪府や青森県を訪れる視察について、議員が参加することとなった。議会は9月26日に再び開かれる予定で、決算特別委員会も併せて開催される。