令和6年第1回那珂川市議会臨時会が1月17日に開会した。
この臨時会では、議案第1号が上程され、令和5年度の一般会計補正予算についての詳細な説明が行われた。市長の武末茂喜氏は、提案理由の説明で、補正予算の概要を示し、歳入歳出それぞれ4億1,082万円を追加し、総額は230億5,902万8,000円に達すると述べた。
本議案の主な目的は、物価高騰に伴う支援策の実施である。特に、住民税均等割課税世帯へ1世帯当たり10万円、住民税非課税世帯と扶養する児童1人当たりの特別支援金に関する財源を確保することが重要視されている。 総務部長の中村一道氏は、国の補正予算に基づく生活者と事業者への支援事業を2点挙げ、それに基づく経済対策を強調した。
また、議会ではこの議案に関する質疑が行われた。壽福正勝議員は、運動公園関連の業務委託についての懸念を示し、スケジュールへの影響を質問した。教育部長の石橋小百合氏は、遅延が生じないよう取り組むことを約束した。さらに、議案第1号に対する討論は行われず、そのまま採決に移り、全員賛成で可決された。
加えて、地域コミュニティ再編検討特別委員会の委員選任が行われ、春田智明議員が辞任したことを受けて、江頭大助議員が新たに選任された。議会は円滑な運営を果たし、その日程を無事に終了した。