令和6年第2回福津市議会定例会において、さまざまな問題が議論された。
一つは、福間南小学校の過大規模校解消策に関するものである。浜田裕美議員は、福間南小の児童数が過剰であり、ゆえに新設小学校の建設が急務であると主張した。その一方で、多くの市民はこの解消策が不十分であると不安を抱いている様子であった。
教育委員会もその重要性を認識しており、校区再編や新設校の建設を進めている。しかし、このプロセスはスピードが遅れており、おそらく、福間南小学校が依然として過大規模校として存続する期間は長くなる見込みである。この点において、教育部は地域の意見を聴取しながら、計画を進める必要があると考えられる。
さらに、新設小学校の建設予定地が高潮や洪水のリスクの高いエリアに位置している点も問題視されている。住民からの声では、学校建設が地域全体の安全を脅かす可能性があるとの懸念が上がっており、教育部長はそのリスクを把握しているとしつつも、避難訓練の強化を図ることが重要と表明した。しかし、具体的な改善策については未だに詳細な説明はなされておらず、住民の不安は解消されていない。
同時に、福津市の環境基本計画についても焦点が当たり、多くの住民が環境保護を重視する中でも、明確な実施計画が不足しているとの意見が挙がった。
最後に、福津市は給食費に関する方針を見直す必要がある。保護者による負担が恒常化している現状では、市としての支援の在り方に疑問の声が上がっている。特に給食費が保護者負担となっている点については、改善が求められると言わざるを得ない。議会の中でもこの問題は何度も取り上げられ、今後の動向が注目される。教育委員会は早急にこれらの課題に応じた方針を示さなければならないとの意見が多数を占めた。
市長は、全体的な計画の見直しを行い、住民との合意形成を進めていく考えを示しているが、その具体的な方法やスケジュール感はまだあいまいである。今後の進展が求められている。