令和3年9月2日、那珂川市議会にて定例会が開催された。
会期は9月24日までの23日間と決まり、議長は議会運営の効率化に向けて協力を求めた。
新型コロナウイルス感染症の影響で、福岡県では緊急事態宣言が出ており、それを受けての会期短縮である。
議長(高原隆則氏)は、執行部と議員が集中審議を行う必要性を強調した。
また、議事日程では、議案第67号から第78号までの12件と諮問および報告が上程されている。
議案第67号では、一般会計補正予算が提案された。
市長(武末茂喜氏)は、この補正予算により歳入、歳出の合計を194億3,708万円に引き上げることを説明した。
特に、豪雨による被害を受け、復旧事業を急ぐ必要があるとした。
さらに議案第68号も補正予算についてのもので、こちらは追加予算が204億4,615万1,000円となる。
市議会は、各議案に対し慎重な審議を要請し、市民の負託に応える実のある政策を決定することを目指している。
また、代表監査委員(和志武三樹男氏)は、令和2年度決算審査の結果を報告し、歳入歳出ともに誤りがないことを確認した。
人口減少と高齢化が進む中、効率的な行財政運営が求められており、長期的な視点での財源確保が重要であると指摘した。
会議では、さらに報告第6号として下水道事業会計についての意見交換が行われ、本市の使用料収入の減少が予想される中、安定的な運営が求められた。
市民生活部長(川口省二氏)は、諮問第3号及び第4号において人権擁護委員を推薦し、議会の同意を求めた。
それでは、議事日程はすべて終了し、散会となった。この会議を通じて、那珂川市がコロナ対策を含む多様な課題に取り組む姿勢が示された。