令和5年9月、那珂川市議会は定例会を開会した。
市長の武末茂喜氏が、本定例会に提出された議案について説明した。
議案は合計で22件、報告は3件、認定は9件にのぼる。
その中には、7月の大雨による災害復旧を含む内容も含まれている。
特に議案第61号では、災害復旧事業に対する補正予算が必要とされており、
歳入歳出にそれぞれ2億9,321万5,000円加算されることが予告されている。
このことは市民への早急な対応策として大きな意味を持つ。
また、議案第65号においては、こども家庭庁の設置に伴う
関係法律の整備に関する内容が報告された。
具体的には、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営基準を定める条例の改正が焦点となっている。
市民生活部の川口省二市民生活部長も
議案第69号の説明を行ない、再生可能エネルギー導入戦略に関連する条例の整備について述べた。
その中では、環境問題への取り組みへの期待が表明された。
また、羽根正俊議員の辞職願が提出され、異議なくその辞職が許可されたことも
本定例会の重要なポイントとして伝えられる。
議長の高原隆則氏が給議に入ると、
さらに別の議案や報告について、それぞれ担当部長から丁寧な説明が行われた。
特に決算に関する報告が注目された。
監査委員の和志武三樹男氏は、令和4年度の決算審査について報告した。
その結果、ナ カ 川市の歳入歳出決算書に誤りが無く、適正に運用されていると強調された。
また、今後の急速な高齢化に伴う社会保障費や公共施設の老朽化問題についても警鐘が鳴らされた。
会議の最後には、各議案に対して今後市の発展に資するような結論が出ることが期待され、その後請願が上程された。
この定例会は、議事をすべて終えた後に散会となり、市民生活に密着した重要なテーマが議論されたことが印象的であった。