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那珂川市定例会での一般質問、投票率向上や防災士育成を議論

那珂川市で行われた令和3年6月定例会では、選挙投票率向上や女性防災士の育成などが議論された。子ども権利条例の周知も強調され、地域全体での取り組みが求められた。
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令和3年6月定例会が開催され、複数の議題が取り上げられた。一般質問では、特に那珂川市の選挙に関する投票率の低下と、その改善策について議論が交わされた。上野彰議員(清流自民)は、最近の福岡県知事選挙での投票率が29.60%にとどまり、那珂川市は60市町村中で59位だったと指摘した。この状況に対して選挙管理委員会の江頭哲次選挙管理委員会書記長は、年齢別の投票率のデータを示し、特に若年層の投票率が低いことを挙げ、改善策が急務であると述べた。

次に、春田智明議員(無所属)からは女性防災士の育成について質問があり、地域の防災活動における女性の重要性が再確認された。災害時には女性の視点が求められ、地域防災のリーダーとして育成することが求められていると強調された。地域の防災力を高めるための具体的な取り組みや、男女共同参画の視点からの参加促進が必要であるとの意見が寄せられた。

また、羽良和弘議員(社民党)は新型コロナウイルス感染症対策をテーマに、子どもの権利条例の施行後の周知について質疑を行った。彼は、条例の内容を教育現場や子どもたちに伝える重要性を訴えた。特に、児童生徒に対しては、オンラインカウンセリングの導入が有効ではないかとも述べた。こうした提案は、子どもたちの心の健康を守るための重要な一歩となる。

自殺防止のための対策も議題に上がり、健康福祉部の大倉野聡部長は、子どもたちが抱える悩みへの適切な支援の重要性を語った。自殺防止のための相談体制の充実に向けて、自律的な学びやコミュニケーションの場を設ける必要性が強調され、子どもたちが安心して支援が受けられる環境の重要性が確認された。

安徳エリアに関する議論も進み、地域資源を生かした観光計画の必要性が語られた。豊かな歴史を持つ那珂川市において、観光ルートの整備や施設の充実が期待され、地域の活性化につながる取り組みの一環として位置づけられた。

このように、令和3年6月の定例会では、先進的かつ多角的な視点からの子どもや女性の支援、歴史的な資源の活用についての活発な意見と提案が行われ、地域全体の安心・安全の向上に向けた具体的な議論が行われた。

議会開催日
議会名令和3年6月那珂川市議会定例会
議事録
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