令和5年12月11日、那珂川市議会の定例会が開かれた。
本日は議案第83号から議案第92号までの質疑及び委員会付託が行われた。特に、生活保護費に関する議論が活発であった。田中夏代子議員は、議案第86号における生活保護総務費について質問をし、医療扶助費の増額見込みと健康管理支援事業との関連を問うた。これに対して、大倉野聡健康福祉部長は、生活習慣病の重症化予防に取り組んでいると述べた上で、入院患者数の増加が医療扶助費の増額を招いていることを強調した。
また、議案第86号の質疑において、臂英治議員が那珂川市文化芸術活動の拠点であるミリカローデン那珂川のリニューアル事業費について尋ねた。石橋小百合教育部長は、現在進行中の工事内容を説明し、エレベーターの改修については、今後の状況を見ながら対応したい考えを示した。このリニューアルにより、施設の老朽化対策が進められ、市民への利便性向上が期待される。
さらに、吉永直子議員からこども家庭センターの設置に関する質問がなされた。大倉野部長は、母子保健と児童福祉の一体的支援を進めるため、センター設置を目指していると答えた。今後、市民サービスが向上することが期待される。
ワンヘルス推進事業に関しては、上野彰議員が堆肥利用拡大による補助金について言及。白水善尚都市整備部長は、 堆肥の使用が環境保全に寄与することを説明した。
最終的に、議案第83号から第92号までの委員会付託が確認され、議事は終了した。市議会は、今後も地域の福祉や文化、環境保全に積極的に取り組む姿勢を示している。