令和4年第4回那珂川市議会臨時会が9月30日に開かれ、議案第91号が可決された。
この議案は、令和4年度那珂川市一般会計補正予算に関するものである。歳入歳出のそれぞれ3億3,012万7,000円を追加する。これにより予算の総額は、203億783万3,000円になる。
武末茂喜市長が提案した内容は、特に家計への影響が大きい住民税非課税世帯に対する支援策が含まれている。現在の物価の高騰を受けて、9月9日の総合対策本部において決定されたものである。加えて、給付金は1世帯あたり5万円が支給されることになる。
具体的には、住民税均等割が非課税の世帯やコロナ影響により家計が急変したと認められる世帯が対象だと言及する。議案第91号は、この支援策の実現に向けて必要な予算の編成を求めるものである。対象世帯数は、住民税非課税世帯が5,900世帯、家計急変世帯が230世帯と見込まれている。
質疑は行わず、原案に対する賛否もなしという形で進行した。議案は全員の賛成によって可決され、同日のうちに事務が進められることが確認された。武末市長は、給付金が11月には振込が開始されるよう、迅速な対応を要請した。
議長の高原隆則は、全体の議事をまとめ、議会を閉会する旨を述べた。今回の臨時会は、住民への直接的な支援を素早く講じることを目的とし、重要な役割を果たしたと言えるだろう。