令和6年3月定例会において、那珂川市の議会は重要な一般質問が行われた。
特に注目されたテーマは帯状疱疹ワクチン接種助成で、松尾正貴議員（会派みらいえ）は、自治体による接種助成が全国的に増加している中、本市でも必要性を訴えた。特に自身の友人が帯状疱疹に悩まされていることから、ワクチン接種の重要性を強調。健康福祉部長の大倉野聡君は、ワクチンの接種者数や帯状疱疹罹患者数について報告し、今後の助成実施についての調査も行っていると応じた。
議会のやりとりでは、他都市での助成実績を挙げ、本市でも同様の施策をしていくべきだとの意見が多数寄せられた。松尾議員は将来的には国の施策によって、全国に平等な助成が実施される可能性も指摘し、早急に本市でもワクチン接種助成を検討するべきだと提案した。
次に、真鍋昭洋議員（会派みらいえ）が小・中学校の駐車場確保と安全性について質問した。教職員の増加に伴う駐車場不足が依然として問題で、学校デザインと安全性にかかわる重要な点として、建物周辺の駐車スペースの利用方法が議論された。教育部長は現在の駐車場台数について回答し、余剰台数がある一方で、学校ごとに駐車場が足りない状況が存在することを認識しているとのことだった。
また、学校施設の外壁の剥離等による事故を受け、建物の耐久性が問われる中、真鍋議員は早急な安全対策の必要性を訴え、現場の調査や改修計画についての透明性を求めた。教育部長からは、過去の改修状況や今後の維持管理計画に関する説明があり、全校の安全性確保に関した布陣として、引き続き見守りがなされることが確認された。
さらに、春田智明議員が自治体DX推進計画について質問し、デジタル技術を用いた市役所のサービス改善を提言し、LINEを利用した行政サービスの拡充状況についても質問した。総務部長は、LINEを活用したコミュニケーションが進んでいることを報告。特に、市民から高い期待が寄せられた新しい機能が好評を得ているとのドキュメントを示した。今後も他自治体の事例を参考にし、より豊富で便利なサービスを目指す姿勢が示された。
このように、那珂川市議会では市民の健康と安全に関する重要な問題が議論され、特に帯状疱疹ワクチン接種助成の必要性が強調された。今後、自治体がどのような施策を展開していくかが、地域住民にとって大きな関心事であると言える。