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那珂川市議会定例会、全議案賛成で可決

令和4年9月22日、那珂川市議会定例会で全議案が賛成多数で可決。収支状況も報告され議論が交わされる。
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令和4年9月22日に開催された那珂川市議会定例会では、重要な議案が一括で審議され、多くの議案が全員一致で可決された。

この日の議事では、委員長報告としてさまざまな議案が報告された。特に総務文教常任委員会からの報告では、学校施設の事故に関する議案第77号の専決処分が原案通り承認された。委員長である津留渉議員が明かしたところによると、この事故による損害賠償は迅速な対応が求められていたことから、全員の賛成で承認される運びとなった。

また、経済福祉常任委員会からは議案第78号についての報告も行われた。この議案では、那珂川市の旧南畑駐在所の活用に関する条例が制定され、全員賛成で可決された。委員長の臂英治議員は、この活用策が地域の活性化に寄与することに期待がかかるとして評価している。

さらに、予算常任委員会による令和4年度一般会計補正予算に関する議案第82号も全員の賛成により承認された。この補正予算においては、自治体のデジタル化推進に関する事業費が計上されており、委員からの質問に対し、執行部は見積りの妥当性を確認する過程を説明している。

一方で、決算特別委員会からの報告では、令和3年度決算について議員の間で活発な意見交換が行われた。決算の収支状況として、歳入総額は229億6,104万1,000円で、前年同期比で12.2%減少していることが指摘された。

特に、地方税の収入済額は63億2,815万3,000円であり、前年度に比べて増加している。その主な要因について、次年度に向けた財政戦略の見直しが求められる中で、地方税収の確保が重要視されていることが浮き彫りになった。

この日は、委員長報告に対する質疑も行われ、質疑応答はスムーズに進行した。特に、議案第88号に対する質問が集中し、経済効果や地域貢献につながるような具体的な施策への期待が高まっているといった内容が多く取り上げられた。質疑応答を経て、採決は全ての議案において賛成多数で進められ、閉会中の調査事項の付託も異議なく決定されるなど、市議会の運営は順調に進行した。

この定例会の結果は、市の行政運営にとって重要な評価をもたらすものであり、委員たちの協力的な姿勢が光った。委員会の活発な議論を通じて市民に対する透明性が高まり、今後の施策への理解と信頼がさらに深まることが期待されている。

議会開催日
議会名令和4年9月那珂川市議会定例会
議事録
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