令和元年6月那珂川市議会定例会が、本日午前9時30分に開会された。
議長の高原隆則氏が開会のあいさつを行い、出席議員は17名であると報告した。つづいて、会議録署名議員の指名が行われ、14番の若杉優議員、15番の津留渉議員が指名された。
会期については、本日から6月25日までの20日間で決定し、異議がないことが確認された。市長の武末茂喜氏が、提案理由の説明を行った。今回は議案第77号から第84号までの8件と報告5件が上程された。
議案第77号は、地方税法等の一部改正に伴う那珂川市税条例の改正である。その内容には、個人市民税の非課税措置として子どもの貧困対策が含まれ、前年の所得が135万円以下のひとり親に適用される。この提案に対し、市民生活部長の江頭哲次氏は、非課税措置の詳細について説明した。
次に、議案第78号は那珂川市総合運動公園の整備と運営に関する事業者の選定を行うための設置条例について説明された。教育部長の三浦宏志氏は、透明性や公平性を確保するために、外部の有識者を巻き込む必要があると述べた。
さらに、議案第79号は地域密着型サービス事業者の選定についてである。健康福祉部長の中村一道氏が、福祉サービスの質を高めるための取り組みとして紹介した。
次に、予算に関連する議案が続いた。議案第81号は一般会計の補正予算であり、歳入歳出それぞれ6,943万円を追加し、予算総額は180億9,731万円になる。また、議案第82号では介護保険事業特別会計の補正額として3,027万円の増額が報告された。
報告も行われ、平成30年度の繰越明許費についての詳細が示された。公共事業に関わるものであり、予算の執行状況に関する報告もあった。
市議会では、以上の議案および報告に関して活発な議論が交わされ、今後の審議に向けた意見も多く出された。最後に、すべての議事日程が終了し、散会の時刻は午前10時8分と発表された。