令和2年第4回那珂川市議会臨時会が開催され、議案第61号が提出されました。この議案の中心は、一般会計補正予算であり、合計で1億8,155万8,000円の追加が含まれています。これにより、予算の総額は266億3,256万3,000円に達します。
市長の武末茂喜氏は、補正予算の必要性を強調しました。新型コロナウイルス感染症の影響により市民や事業所への支援が不可欠であり、対策として新しい生活様式を支える計画が提案されています。特に、低所得者世帯への6,000円分の商品券配付や、中小企業への家賃軽減支援などが含まれています。
質疑の中で、臂英治議員が特別支援金について確認しました。総務部長の川口省二氏は、292の活動団体が対象で、各団体への上限支給額が5万円であることを説明しました。支給の目的は新型コロナウイルス感染症対策であり、支援金の効果的な活用が期待されています。
補正予算の内訳には、教育費や生活支援に直接関わる事業が含まれています。特に小中学校におけるタブレット整備は注目されています。しかしながら、吉永直子議員は、交付金が市民の支援に適切に使われるべきとの視点から、疑問を呈しました。
全体的に、議員たちの反応は賛否が分かれていますが、最終的に議案第61号は全員一致で可決されました。市は新型コロナウイルス感染症に適応し、支援策を充実させる意向を示していますが、議員からのさらなる要望が続くとみられます。