令和2年第2回那珂川市議会臨時会が、2020年5月26日に開催された。議題には、議案第49号から議案第51号までが上程され、重要な内容が提案された。
最初に、議長が開会を宣言し、議事日程が配布される中、会期の決定が行われ、本臨時会の会期が1日であることが確認された。
議案第49号は福岡県後期高齢者医療広域連合に関する条例の一部改正についてであり、市長の武末茂喜氏がその提案理由を説明した。この改正は、傷病手当金の受け付け事務を那珂川市で行うためのもので、また議案第50号と第51号はそれぞれ中央保育所建替工事と那珂川中学校長寿命化改良に係る契約に関するものであった。
各議案の質疑が行われる中、議案第49号については質問がなく、議案第50号、51号も同様であった。質疑終了後、討論が行われ、特に議案第49号に関連する討論では、医療制度の重要性や財政の持続可能性に関する意見が交わされた。
その後、議案は全て賛成多数で可決された。議案第50号についての経費節減や建設スケジュールも詳細に説明され、議員からの理解が得られた。
また、請願第1号、那珂川市議会自主解散に関する請願書も議題に上がり、討論が行われた。この請願は市長選挙と市議会議員選挙を同日実施することを求めるもので、経費削減と投票率向上のための重要な要素として位置づけられていた。
しかし、新型コロナウイルスの影響もあり、議会解散に対する懸念が多数表明された。討論の中で安全策や市民の健康への配慮が強調され、結果的に請願は賛成少数により不採択となった。
こうして、那珂川市議会の今回の臨時会は、議案の可決と請願の不採択をもって終了した。議会は今後も市民の声に耳を傾け、議会運営の透明性及び効率化を目指す姿勢が求められる。