令和5年12月7日に開催された那珂川市議会定例会では、多くの重要な議案が議論された。
議事の冒頭で、高原隆則議長は、出席議員が16名であると確認し、議会を開会した。
その後、会期の決定が行われ、12月22日までの16日間とすることに異議なしと認められ、正式に決定された。
続いて、春田智明議員と平山ひとみ議員が会議録署名議員に指名された。
議案の一括上程に先立ち、各常任委員会からの報告がなされ、特に監査関係の報告が議員に配付された。次に、議案第83号から議案第92号までの提案理由が市長の武末茂喜氏により説明された。
議案第83号では、過去の市道管理に関わる損害賠償請求について控訴する旨が伝えられた。また、議案第84号は那珂川市土地開発公社の解散に伴い、それに関連する条例改正を含む内容となった。さらに、議案第85号では、全国的な社会保障制度の改正を受けた国民健康保険税条例の見直しが提案され、特に産前産後の税軽減についての新規規定が盛り込まれることが述べられた。
議案第86号では、一般会計補正予算が説明され、歳入歳出それぞれ2億1,373万6,000円の追加が計画された。そして、議案第87号から第90号にかけては、国民健康保険事業や介護保険事業に関連する予算の増減について具体的な説明が行われた。
特筆すべきは、議案第91号において、五ケ山水源公園キャンプ場の管理者指定に関する説明がなされ、現管理者の実績とともにその選定の理由が述べられた。さらに、議案第92号では、土地開発公社の解散に関する議論が行われ、社会情勢の変化を踏まえた解散方針が示された。
今会議では、それぞれの議案に対する慎重な審議が求められ、前向きな姿勢での協議が行われた。