令和5年9月28日、那珂川市議会は定例会を開催し、重要な議案や意見書が審議された。出席議員は15名で、健康上の理由で高原議長が欠席となり、副議長の江頭大助氏が議事を進行した。
会議では、冒頭に委員長報告が行われ、総務文教常任委員会からは、令和5年9月11日に付託された議案が慎重に審査された結果が報告された。特に、議案第65号、那珂川市重度障がい者医療費の支給に関する条例改正が全員賛成で承認されるなど、賛成多数での決議が多かった。上野彰市議がこの内容を読み上げ、同様の結果が他の議案や認定にも及んでいることが強調された。
さらに、請願第1号と第2号に関する討論が行われた。平山ひとみ氏は、水道料金の軽減を求める請願第2号への賛成討論を行い、市民の負担軽減策の必要性を訴えた。その後、請願第1号である教育予算の拡充に関して、多くの議員が賛同し、教職員の定数改善や持続可能な教育環境の確保を求めた。
一方で、請願第2号は採決の結果、不採択となった。今後の議会運営に対する課題として、各議員の意見が交わされた。特に、教育分野における諸問題の解決には、全体的な財政の見直しや新たな施策が必要であるとの意見が出た。
その後、意見書の案が提示され、森林環境譲与税の譲与基準の見直しを求める意見書が全会一致で可決された。この意見書は、森林の保全と持続可能な利用に向けた基盤を整える意義が確認され、今後の施策に反映される見込みである。