令和4年9月1日、那珂川市議会は定例会を開会した。
開会に際し、議長の高原隆則氏は、出席議員17名の確認を行い、議事日程に沿って進行した。
日程の1つ目には、会議録署名議員として津留渉議員と江頭大助議員が指名された。
次に、会期の決定が行われ、22日間の定例会を予定していることを確認し、異議なしとの声が上がった。
続いて、各常任委員会や監査関係の報告が配付され、議会運営に関する重要事項が報告された。
日程第4では、仮議長の選任について議長に委任する件が提案され、壽福正勝議員が仮議長に指名された。
日程に移り、議案第77号から第90号までが一括上程された。
市長の武末茂喜氏は、提案理由として、まず議案第77号を説明した。これは、学校施設の管理瑕疵による事故で発生した損害賠償金の額を定めるもので、損害賠償金として8万2,780円が支払われた。
続いて、旧南畑駐在所の活用に関する議案が説明され、事業者選定委員会の設置条例案が提案された。
この条例は、地域の活性化を目的としており、適切な事業者の選定を進めるものです。
また、令和4年度那珂川市一般会計補正予算も提案され、5億7,675万2,000円の追加が見込まれる。この結果、予算の総額は199億7,770万6,000円に達する予定である。
一連の議案に加え、介護保険や国民健康保険事業に関する議案も説明され、特に新型コロナウイルスに対処するための促進策が強調された。
和志武三樹男監査委員は、令和3年度の決算について報告し、一般会計や特別会計関連の財政状況は好調であると述べた。
強調されたのは、歳入の確保と経費の効率化で、経済的で効率的な施策の重要性であった。
新型コロナウイルスの影響で、財政状況は依然として厳しいものの、各事業の計画が維持されていることに加え、地域活性化への期待も表明された。
今後も引き続き、安定した財政運営が求められる。