那珂川市議会では、令和4年9月定例会において、博多南駅に関する重要な提案が行われた。これにより、駅の利用者たちがますます快適に、安全に駅を利用できるよう改善を図る方向性が示された。
議員の壽福正勝氏は、博多南駅のコンコース設置及び改札口増設の提案を行い、その必要性を強調した。特に、現在の改札口では利用者が集中し、混雑を招いていることや、安全上の懸念があると述べた。そのため、駅の機能を向上させるための具体的な対応が急がれる。
過去の乗降客数のデータを基に、開業からの利用者数の増加を示し、令和元年には1日当たり約16,123人が利用していた。壽福議員は、新型コロナウイルス感染症により安全対策が求められる中、それに見合った環境整備が重要であることを指摘した。また、博多南線交通対策協議会の活動が、便数の維持・増加や駅施設の充実に寄与してきたことも伝えられた。
さらに、議会では不登校児童生徒支援についても議論された。近年の不登校の増加傾向に、学校や家庭環境が影響しているとのデータがあり、その解決策としてサードプレイスの設置の重要性が指摘された。
市長は、博多南駅の改善要望について、行政としての支援を考慮し、博多南線交通対策協議会を通じて問題解決を推進する意向を示した。また、改札口の設置や駅舎の改修に関しては、コスト面に注意を払いながら進める姿勢を表明した。