令和4年6月那珂川市議会定例会が開会し、重要な議案が議題に上がった。
議長の高原隆則氏が開会を宣言し、出席議員数が16人であることを確認した。欠席議員の理由も明らかにされ、新型コロナウイルスの影響が議会運営に影響していることが伺えた。会議では、アクリル板を設置し、感染防止策が講じられる中進行した。
まず、議事日程が確認され、会議録署名議員が指名された。次に会期が決定され、本定例会は16日間行われることとなった。
諸般の報告では、各委員会の調査報告書や監査結果の報告が行われた。特に、令和4年1月分から4月分までの例月出納検査が配付されたことが強調された。その他、陳情や要望書も手元に配付され、各委員会で審査が行われることが求められた。
続いて、議長に仮議長の選任を委任する件が審議された。正副議長が急病などの場合でも円滑な議会運営が行えるよう配慮されることが述べられた。委任された結果、壽福正勝議員が仮議長に指名された。
その後、議案第66号から第73号に関する提案理由の説明が行われ、武末茂喜市長が壇上に立った。議案の内訳には、税条例の改正や予算補正が含まれ、特に地方税法の改正に関連した市税条例の整備が重要視された。特に、住宅ローン控除の延長と上場株式等の課税方式の一元化について、川口省二市民生活部長が詳しい説明を行い、理解を深めさせた。
そのうえで、新型コロナウイルス対策に関連した予算案の説明も行われ、具体的な数字が示された。これには、住民税非課税世帯への給付内容や、ワクチン接種に関する予算が含まれていた。特に、低所得世帯へのサポートは315世帯分を見込み、十分な配慮がなされていると指摘された。
最後に、各議案についての担当部長から具体的な説明がなされ、議会側の慎重な審議が求められた。会議全般を通じて、新型コロナウイルスの影響が各議案の背景にあることが強調され、今後の対応が議題として重要視されている。