令和5年9月11日、那珂川市議会において9月定例会が開催された。
出席した議員は15名であり、春田智明議員が新型コロナウイルス感染症のために欠席した。最初に日程第1として、議案第61号から議案第82号までおよび報告第5号から報告第7号までの質疑が行われた。議長の高原隆則氏が旗振りをし、質疑の場が設けられたが、議案第61号から議案第69号までについては特に質疑がなかった。
議案第70号では、國廣政則議員が債務負担行為補正の測量設計業務委託料に関して質疑を行った。教育部長の石橋小百合氏は、本事業は令和6年度に実施される計画であり、財源は緊急自然災害防止対策事業債の借入れで対応すると説明した。また、実施箇所についても事業計画に変更はなく、土砂災害特別警戒区域に指定された3か所における崩壊対策を行うことが確認された。
続く質疑では、田中夏代子議員が公益財団法人の事業報告に関して質問し、開講講座の減少の理由を教育部長が説明した。受講者のアンケート結果や講師の意向をもとに講座数を精査し、継続が困難なものは閉講する決定がなされたとのことである。田中議員は、閉講した講座については受講生が独自に活動できる支援も行うとしており、市民の文化活動をサポートする姿勢が見受けられた。
質疑が終了した後、日程第2として議案および認定に関する委員会付託が行われた。関係常任委員会への付託が異議なしと認められ、決算特別委員会が設置されたことも報告された。委員長には壽福正勝議員が、副委員長には田中夏代子議員が決定した。
本日の議事はこれにて終了し、午前10時に散会した。市議会の活動を通じて、地域の課題に対する取り組みがますます重要になる中、関係者が一丸となり対応策を模索していく姿勢が持続されることが期待されている。