令和2年3月24日に開催された那珂川市議会定例会では、さまざまな議案が審議され、採決が行われた。
会議は午前9時30分に開会され、議長の高原隆則氏が現在の出席議員数は17人であると報告。
議案第40号の追加提出があり、緊急対応策として新型コロナウイルス感染症対策に支出するための補正予算が提起された。
その後、各委員長による報告が続き、特に予算特別委員会においては、議案第25号の2020年度一般会計予算が原案の通り承認された。
議案第25号は204億6,018万円で、運動公園整備や文化ホール改修などのイニシアチブが含まれ、市民生活の向上を目的としていると松尾正貴経済福祉常任委員長は述べた。
一方、賛否の意見が散発し、吉永直子議員は政策による市民負担の増加を懸念し、反対表明を行った。特に、グリーンピアなかがわの利用料金見直しが問題視された。
また、決議第1号が上程され、博多南線の存続に向けた提言書が採択されることとなり、協議の後、全会一致で可決された。
これにより、県に対し継続的な運行と輸送力の確保が求められる。
その後、会議は閉会の運びとなり、議長と数名の議員による署名が行われて、令和2年3月那珂川市議会定例会は無事に終了した。今後は新型コロナウイルスの影響を受けた地域の課題に迅速に対応していく必要があると感じさせられた会議であった。