令和3年第5回那珂川市議会臨時会が行われ、重要な議案が審議された。
本議会では議案第80号が上程され、一般会計補正予算に関する説明が行われた。市長の武末茂喜氏は、補正予算の内容として、歳入歳出それぞれ5,859万5,000円の追加を提案した。これにより、予算の総額は208億758万8,000円に達するとしている。
特に、補正予算の主な目的は新型コロナウイルスのワクチン接種体制の強化である。総務部長の中村一道氏は、感染症対策の一環として、厚生労働省からの指針に従い、3回目のワクチン接種に向けた経費が必要だと述べた。これには、接種業務委託料や接種券の郵送代が含まれる。
質疑では、議員から駐車場誘導警備業務の具体的な委託内容について質問が上がった。健康福祉部長の大倉野聡氏は、事故防止と駐車場誘導のために警備員の配置が必要であると応答した。警備員は最大で平日と土日祝日に配置される予定である。
続いて、討論の時間が設けられたが、反対意見も賛成意見も出なかった。議長の高原隆則氏は、これを受けて議案第80号の採決に進むことを宣言した。議案は全員賛成のもと可決され、その後会が閉じられた。