令和5年3月2日、那珂川市議会の定例会が開催され、様々な議案に関する質疑が行われた。
特に議案第2号の質疑では、上野彰議員が那珂川北中学校における電気設備改修工事と、生活保護にかかる医療系の減額について質問した。これに対し、教育部長の石橋小百合氏は、普通学級と特別支援学級の増加に伴い電気設備の改修が必要であると述べた。また、生活保護費の減額は、健康管理支援事業の推進によるものであり、具体的な施策として市民健康診査や早期受診の勧奨を挙げた。
さらに、臂英治議員が議案第19号の質疑を行い、職員が自己啓発等休業を取得する際の懸念について触れた。中村一道総務部長は、多くても同時に二、三人程度の申請を想定し、業務に支障が出ないよう考慮する意向を示した。この制度は、職員の資質向上や学習意欲を喚起するために導入されるものであり、職場の雰囲気づくりが重要であることも強調された。
吉永直子議員からは、グリーンピアなかがわの閉園に関する質疑が寄せられ、閉園後の活用方法や、周遊性を高める取り組みについて確認が求められた。都市整備部長の白水善尚氏は、施設の撤去と今後の利活用について調査を行うと回答した。また、周遊性向上に向けた費用についても、各種プロモーションの実施結果が数値として示された。
議案第32号に関連する質疑もあり、電気自動車導入事業の詳細が議論された。中村総務部長は、工事請負費や備品購入費の内訳を明確にし、設置場所についても公用車用と市民用の充電器を設置する旨を説明した。
委員会付託については、議案を各常任委員会に付託した。また、質疑の中で、産後ケア事業や教育サポートセンターに関する質問もあり、系列間の連携を進める重要性が指摘された。健康福祉部長の大倉野聡氏は、定例会議で情報を共有し、利用者ニーズに応じた支援を行うと述べた。