令和2年12月11日の那珂川市議会において、議員らは自転車の利用促進と裂田溝の文化財としての活用および日本遺産認定について議論した。
自転車利用の促進では、自転車が健康や観光振興に貢献することが強調された。特に、国道385号沿線の道路では歩道が整備されていないことが課題として挙げられ、道路安全対策の重要性が認識されている。執行部は自転車の安全な利用に向け、啓発活動を続ける意向を示した。
裂田溝については、日本遺産に認定されたことが報告され、今後の活用方法や整備に関する議論がなされた。地域住民による保全活動は高く評価されており、観光資源としての価値も見込まれている。執行部は、裂田溝を観光振興に役立てる具体的な方策を検討する意向を示し、地域の特色を生かした取り組みの必要性を強調した。
また、交通安全や防災に関する取り組みも議題に上がり、地域の実情に応じた安全対策や、今後の観光企業との連携についての必要性が浮き彫りとなった。道路の安全改善や周辺環境の整備を通じて、那珂川市が住みやすい街となるよう努力が求められている。今後、議会での議論を経て、具体的な施策が展開されることが期待される。