令和3年12月9日、福津市議会は第5回定例会を開催し、複数の議案を審議した。本会議では、宮司コミュニティセンターと福津市複合文化センターの指定管理者を選定する議案が全員賛成で可決された。
まず、議案第46号である宮司コミュニティセンターの指定管理者は、総務文教委員会の報告のもとに、全員一致で原案通り可決される見通しとなった。
続いて議論された議案第47号の福津市複合文化センター指定管理者については、指定管理を請け負う会社が市外での実績はあるが、4年間の運営経験から問題はないと説明された。その結果、こちらも全議員の賛成により可決された。
次に、福津市国民健康保険条例の改正(議案第48号)についても、全員賛成での可決となった。健康福祉委員会では、出産育児一時金の支給額は変更なく、出産費用の平均は48万円で、福津市の出生数は月に約50人前後との報告がされた。
後半では、議案第49号及び第50号で福津市まちおこしセンター及び複数の公園の指定管理者に関しても報告がなされ、特に運営における提案力が評価されたとのことで、いずれも原案通り可決されている。特にまちおこしセンターの指定で、観光振興の観点から専門的な事業展開が期待されている。
最後に、議案第51号の令和3年度一般会計補正予算について、原﨑智仁市長は新型コロナウイルスの影響を受けた子育て支援策として、18歳以下の子どもに対する一人当たり5万円の給付を提案。全員一致でこの補正予算も可決された。市長は、この支援が子育て世帯を助け、経済の循環に繋がることを強調した。
議案はすべて可決され、福津市の子育て支援や文化施設の管理運営の方向性が示された。次回の定例会は令和4年2月22日を予定している。