令和3年第3回福津市議会の一般質問では、コロナ禍における生涯学習と生活困窮者への支援の議論が行われた。市は新型コロナウイルスの影響を受けた市民の生活支援策として、ひとり親世帯や低所得の子育て世帯に特別給付金を支給し、世帯の生活を支える方策を講じていると報告した。具体的には、5万円の給付金がひとり親世帯に支給され、非課税世帯も恩恵を受ける。これに対して、経済的に厳しい状況を迎えた市民からは、緊急な支援が求められており、さらなる支援が期待されている。
また、教育長の大嶋氏は、生涯学習の活動について、コロナの影響で公民館などの利用者が減少したと述べ、今後はオンライン学習も取り入れていく方針を示した。具体的には、中央公民館が生涯学習の中心となり、地域のシニアや子どもたちが参加できる環境を整える必要性が強調された。しかし、現状では利用者数が減少しており、元のレベルに戻るには時間がかかる可能性が指摘されている。
さらに、福津市はSDGs未来都市に選定されたが、推進状況は未だ進行中である。進捗に関しては、地域の人々との連繋を増やし、課題の解決に向けた取組みを強化していく必要があると説明された。市はより多くの人々に笑顔で参加してもらえるよう、生涯学習制度や社会教育の拠点化に向けた支援を続ける方針を示しているが、その具体的な進捗状況については確認が必要となる。総じて、コロナ禍の影響で生じた課題を解決するため、市はさらなる施策の充実を求められているとの認識が共有された。