令和3年3月11日、福津市議会は第2回定例会を開会した。
この会議では、様々な議案が上程された。特に、新型コロナウイルス感染症対策が重要視されていると強調される。議会では、傍聴席の人数制限や換気の実施など、感染防止策が講じられている。また、議長の江上隆行氏は、震災の犠牲者に対する哀悼の意を表明し、参加者全員で黙祷を捧げた。
会期は3月29日までの19日間と決定され、新型コロナ対策として特に重点が置かれる中、原崎智仁市長が議案を提案した。市長は、市民からの信任を受けて市政に臨む中、国民健康保険、後期高齢者医療事業、介護保険事業の予算に関する議案を特に注目してほしいと述べている。
特に、令和2年度一般会計補正予算(第6号)に関しては、新型コロナウイルスへの対応として、3,111万円の地方創生臨時交付金が増額されるた。これにより、教育施設や生活支援に対する施策が強化され、必要な経費の確保に努める方針が示されている。
また、福岡県市町村職員退職手当組合への新規加入も拘わり、新たに設立される田川地区広域環境衛生施設組合が議論された。これは、今後の市職員の退職手当を充実させるための取り組みである。
さらに、今年の市議会の持ち時間の中で公平委員会委員の選任に伴う同意が求められた。市長は、これに関連して公平委員会委員の適任者として、廣島正孝氏や田中雅子氏の再選任を提案した。
議案の可決に向けて各議員の意見が交わされ、全議員の賛成で承認が次々と決定された。
このように、福津市議会では、新型コロナ対策や住民福祉に関わる重要な予算が上程され、今後の実施に向けた準備が進められている。