令和3年2月15日、福津市議会の臨時会が開かれた。議長の江上隆行氏が開会にあたり、市長の再選を祝福した。
新型コロナウイルス感染症の影響下、会議は適切な対策が求められている。会期は1日と決定された。第4号では、女子児童の転倒事故による損害賠償が報告され、原﨑智仁市長が事故の詳細を説明した。児童が側溝の段差で転倒し、損害賠償金4万4,378円の支払いが決定されたことが報告された。
また、令和2年度一般会計の補正予算が承認された。補正第2号はひとり親世帯への臨時特別給付金事業に関連し、総額2,910万円超を追加計上する内容。特に、生活が厳しい家庭を支援することが強調された。
さらに、補正第3号は新型コロナウイルスワクチン接種体制の早急な整備を受けたもので、約1,911万円を追加し接種準備が進められる。市長の説明では、医療従事者への優先接種が行われる意向も示された。
委員会構成や運営についても討議が行われた。調査特別委員会による「総合教育会議における調査報告書」が紹介され、疑惑の解明と改善策が求められる場面があった。
一方で、議会内では異なる意見も出され、一貫性のある教育環境整備への関心が高まった。臨時会の終了後、今後の市政運営についての協力が求められた。
議長としては、議会と市長ともに地域振興を推進する意義が指摘され、支援体制の強化が期待されている。市民福祉の向上に向けた議論が続く中、福津市は新たなステップを進めることになる。