令和4年第6回福津市議会臨時会が11月10日に開かれ、重要な案件がいくつか扱われた。
特に注目されたのは、津屋崎ヨットハーバーにおける浮桟橋修繕時に生じた損害賠償請求事件の和解に関する報告である。市長の原崎智仁氏は、この事件について詳細を述べ、約79万円の解決金を被告仲村鉄工所が支払うことを確認した。また、原告が残りの請求を放棄することで合意に至る形となった。
市道山手線で発生した車両損傷に関する損害賠償報告も重要な議題としてあげられ、こちらについても市長からの報告があった。この事故により、総額約13万1,411円の賠償金が支払われることが決まった。市としては、事故の再発防止に向けて、道路点検を強化する意向が示された。
福間小学校管理特別教室棟の大規模改造工事に関しても多くの議論が交わされた。工事中に発生した変更に伴い、契約金額が約5,015万円の増額が必要であることが報告された。教育部理事の水上和弘氏は、経年劣化による追加工事の影響を指摘し、契約内容の見直しの必要性を強調した。
さらには、一般会計補正予算に関する承認が議題に上がり、低所得世帯への緊急支援が議会で承認された。市長は、物価高騰問題に対処するため、迅速な支給を実施する意向を伝えた。今回の予算案には、新型コロナウイルスの影響も考慮されている。
また、工事請負契約に関する議案も了承され、学校給食共同調理施設の建設に向けた具体的な方針が確認された。契約金額は約15億6,970万円で、今後の工事については、十分な安全対策が講じられるとのこと。
全体として、議会は福津市の公共事業の発展と市民の福祉を推進するための重要な決議を行ったといえよう。議会では、今後も市民への配慮と透明性のある施策の実施が求められることが再確認された。