令和5年12月定例会において、福津市の福間南小学校への特別教室整備や新設小学校の防災対策、地域防災計画の見直しが重要な議題として取り上げられた。特に福間南小学校の特別教室整備に関して、議員からは急務であると強調され、設置の具体的な計画や予算請求がなされていない点に疑問が投げかけられた。
教育部長の城野氏は、過大規模校の状況を踏まえ、学校と協議しながら改善を進める意向を示した。しかし、特別教室が未整備のまま教育活動が展開されている実情に対して、早急な対応が求められている。
また、新設小学校に関する防災対策についても議論が行われ、手光今川が浸水想定区域に位置することから、避難所としての安全性の確保が急務であるとされる。市内では過去に浸水事件が起きており、住民の避難経路の確保が喫緊の課題となっている。市長は新設小学校の土地が河川の影響を受けることを考慮し、十分なシミュレーションと共に周辺住民との合意形成が重要であると述べた。
地域の防災計画においては、公共施設が避難所として指定されるため、さらに具体的な検証が求められ、国と連携した情報提供を強化する方針が示された。 今後は、資源ごみの回収体制についても議論がされ、自治会に依存する現在の仕組みに課題を認識しつつ、透明性を持った市民参加型の管理方法を検討する意向が表明された。