令和元年第4回福津市議会の定例会が開催され、議案が審議された。
議案第28号は福津市行政財産使用料条例等を改正する内容で、消費税増税に伴う施設使用料の値上げが主な焦点.
議長の江上隆行氏は議事を開き、戸田進一総務文教委員長の報告を受けた。
これに対する市議の意見は割れている。賛成派の下山昭博議員は、「受益者負担の考えから必要な改正だ」と主張し、市民の納得を得る運営が必要だと訴えた。
一方、反対し蒲生守議員は、「市の消費税特例を考慮すべきだ」と述べ、整合性のない料金改定を問題視した。
さらに、戸田進一議員は、消費税が市民生活に与える影響を強調。市民に負担を強いる値上げに慎重であるべきだと意見した。
他の議員の賛成もあって、議案は賛成多数で可決された。
また、議案第29号は、福津市特別職の職員で常勤の給与及び旅費に関する条例を改正する内容で、特に意見はなく全員賛成で可決。
議案第30号も災害弔慰金に関する変更が行われ、こちらも全員賛成で通過した。
日程第8では、中村清隆議員が地方財政の充実・強化を求める意見書を提案。急増する自治体の財政需要や社会保障の必要性について強調し、議会全体の賛成で可決された。
また、議会は閉会中に所管事務調査を行うことを決定し、今後の議論に向けた情報収集を進める方針を固めた。
今後も市民生活や地方財政に関連する議題を注視する必要があると考えられています。