令和4年4月19日に開催された福津市議会の臨時会において、様々な重要議案が審議された。
まず、市長の原﨑智仁氏は新型コロナウイルスの影響に言及し、感染状況が依然として高止まりしていることを強調した。オミクロン株BA.2系統の影響もあり、福岡県は独自の警報を継続していることが報告された。市民の安全を守るため、職員一同が引き続き意識を高めて行動する意向を示した。
市長からは、今回の臨時会の主な議案が5件あることが説明された。特に、令和3年度福津市一般会計補正予算の承認や、福津市税条例の一部改正が含まれており、いずれも地域住民にとって重要な内容となっている。補正予算では、各種譲与税や交付金の確定に基づく財源の調整が行なわれた。これにより、特別交付税の増額や国民健康保険税の減免措置延長が含まれるという重要な変化があった。
また、福津市税条例の改正についても説明が行われた。この改正は、法改正に伴い、不動産登記法の変更により、特定条件下での税務処理の見直しを含んでいる。特に、DV被害者への配慮など、社会的な側面にも配慮がなされていることが印象的であった。
最後に、議案第32号として福間中学校の給食棟増築に関する工事請負契約の締結についても審議された。原﨑市長からは、契約金額が約7億円であることが報告され、契約業者の井上建設からも資材高騰への懸念が示された。議会では、この契約が資材高騰の影響を受け続けることが懸念されることから、今後の対応策なども議論された。
議会は全体を通じて前向きな姿勢が示されており、今後も市民の生活向上に寄与する取り組みを進める意向が示された。新型コロナウイルスの影響が続く中での議論は、福津市の前進のための戦略が反映されていることが窺えた。