福津市議会は、令和4年6月定例会において、教育環境の向上及び海に関連する施策の実施に関する議題を取り上げた。特に、小・中学校の水泳授業については、外部委託が開始され、福間小学校及び福間南小学校では専門の指導者による授業が実施されることとなった。これにより、授業の質と安全性が高まることが期待されるが、その一方で、課題として、他校ではプールのない学校もあり、生徒間の泳力に差が生じる可能性を懸念する声もあった。
また、海洋スポーツセンターの活用についても言及があり、5年生の児童を対象に行われる校外学習が好評を得ていることが報告された。センターは宗像市と共同で管理され、福津市の児童たちが海とのふれあいを通じて、様々な体験を積む機会を提供しており、今後も継続していく意向が示された。
さらに、海予算に関する議論があり、海洋資源の保全や清掃、さらには安全対策に必要な予算を一元化することの重要性や、各課が協力して取り組むべきであるとの認識が強調された。特に、地域振興部がこれらの施策を担っており、今後の行政運営においても重要な役割を果たすことが期待されている。市長は、海洋施策を通じて、安全・安心の確保と地域振興に努める考えを示した。
さらに、消防団の環境改善や団員報酬の支給方法についても審議が行われ、団員への報酬制度の見直しがなされている現状等が説明された。特に、団員数の減少を防ぐための方策については、引き続き検討されることとなっている。消防団の活動において、大切な点は協力と相互支援であり、この体制の強化を進める意向が表明された。