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福津市議会で未就学児の教育保育を巡り議論

福津市議会では、未就学児の教育保育や屋内運動の環境整備について重要な議論が行われた。
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福津市議会の令和5年第5回定例会では、特に未就学児の教育保育と子育て環境についての重要な議論がなされた。

未就学児に関する教育保育の問題は、地域の急激な人口増加に伴い、保育園や幼稚園の現状に課題が山積していると指摘されている。特に、保育士不足が顕著で、定員いっぱいまでの受け入れが困難な状況だ。原﨑智仁市長は、「市内の施設で法定待機児童数は65名、法定外の保留児童を含めると204名と非常に厳しい状況だが、ICT導入なども進め、人員配置の改善に努めている」と述べた。

中村清隆議員は、「インクルーシブ保育の現状と課題についても議論すべきだ。特別助成制度のある現在も、保育士不足が課題であり、全ての子どもが適切な保育を受けられるようにするための施策を問う」と強調した。

次に、屋内運動施設の環境整備が議題に挙げられ、多くの参加者が強い関心を寄せた。 現在、多くの学校の体育館が、熱中症対策が不十分である問題が指摘されている。城野努教育部長は「体育館が常に快適な状態で使用できるよう、空調設備の設置を急ぐ必要がある」と述べた。

さらに、竹林の利活用と放置竹林への対策についても多くの意見が交わされた。福津市は竹林の面積が全国平均を大きく上回り、災害対策や景観保全の観点から課題となっていることから、原市長は「竹の利活用ではなく、放置竹林を削減していくことで地域の持続可能性のある循環型社会の構築を目指す」と語った。

最後に、災害時の業務継続計画に関しても、非常用電源の確保や防災対策が求められる中、議員から具体的な数値が問われたが、市の非常用電源の燃料確保が十分でないこともあるため、さらなる改善策の提言が必要だとの指摘もあった。

議会開催日
議会名令和5年9月福津市議会定例会
議事録
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