令和5年3月30日、福津市議会の臨時会が開催された。
この会議は主に副市長選任と令和5年度一般会計補正予算が議題に上がった。
まず議長の髙山賢二氏が開会を宣言し、続けて同意第11号として副市長の選任に関する提案を行った。
原﨑智仁市長は松田前副市長が退職後の欠員について言及し、新たに本夛研介氏を副市長として選任するよう議会に同意を求めた。
髙山議長によると、議会の同意を得た後にこの人事が正式に決定される。全員が賛成の意を示したため、同意は得られた。
補正予算に関しては、原﨑市長が3つの主要な事業について説明した。
一つ目は病児保育事業である。補正により305万2,000円が増額され、年間の対象者数は約1,545人を見込んでいる。
二つ目は新型コロナウイルスワクチン接種事業で、3億395万9,000円を増額するとのこと。これは新型コロナウイルスワクチンの接種体制や補助金の内容に基づくものである。
議論の中で、福井崇郎議員が病児保育の利用者数や実際の運営実態を尋ねる場面もあった。
市の現行の実施状況を基にし、今後の周知活動を行う計画である。
三つ目は少人数教育事業で、644万6,000円を増額する。県からの補助金を受け、過大規模校への指導員の配置が進められる。本案についても全会一致で可決され、議会は迅速に対応していることが伺えた。
会議は午前9時30分に始まり、午前9時58分には閉会されることとなった。議長は今後の事業実施についても表明し、出席議員に対する感謝の意を示した。今後の福津市の施策に向けての取組みが期待される。