令和2年3月18日、福津市議会で定例会が開かれ、予算や条例改正案が審議され、可決された。主要な議案としては、豊かな福津市を実現するための一般会計予算や、特別会計の予算案が含まれる。
日程第1の議案第7号「令和2年度福津市一般会計予算について」は全員賛成で可決された。議案第8号の「国民健康保険事業特別会計予算」も賛成多数により原案通り可決された。また、後期高齢者医療事業や介護保険事業の予算案も同様に賛成多数で可決される。
議案第15号「福津市一般職の職員の給与に関する条例を改正することについて」では、地区手当を0.5%引き上げることが提案された。経費増は827万8,000円、普通会計全体の給与額に占める比率は0.3%、委員会の全員賛成で可決された。
議案第13号「福津市部落差別の解消の推進に関する条例の制定について」では、委員会で全員賛成の下、原案通り可決されたが、一部議員からは、過去の経験を踏まえた反対意見も出された。特に、部落差別以外の差別にも配慮が必要との声があった。
また、「福津市エンゼルスポット条例の廃止について」も賛成多数で可決されたが、利用者からは不安の声もあり、周知や移行先の施設に関する議論がなされた。
審議の最後に、今定例会では地域分別収集に関する請願が不採択とされ、各議員の議論を経て納得のいく形で取り下げられた。今後の地域づくりやごみ分別の問題については、引き続き市民と議会が協力しながら解決していく必要がある。この会議においては、全ての議案の審議が円滑に進行し、次回6月定例会の開催を告知し、閉会となった。