令和元年6月19日に行われた福津市議会の一般質問では、自転車の安全対策や選挙の投票率向上に関する問題が取り上げられた。特に中村晶代議員が、自転車による事故や高齢者の移動手段としての電動アシスト自転車の利用について質問した。
議会では、福津市における自転車通学の許可制度について説明があり、現在津屋崎中学校において許可されている生徒は66名にのぼると報告された。また、自転車事故の発生件数は平成30年度に37件あり、ほとんどが対自動車の事故で、出会い頭の事故が最も多いことが明らかになった。さらに、自転車保険の加入状況が述べられ、特に福岡県の自転車安全協議会が提唱する保険の加入促進に関する情報が共有された。
また、田中純子議員の質問に対しては、自転車や電動自転車利用における安全教育とその促進が求められた。議会内では、地域公共交通の形成計画についてや、日曜・祝日のふくつミニバス運行に関する要望書の提出についても言及されており、市の今後の対応が注目されている。
福津市は現在、地域公共交通網形成計画を策定しており、日曜・祝日のミニバス運行可能性についても検討中であることが、市長によって確認された。さらに、自治会加入促進条例の整備についても、議員からの強い要望があり、市長はその必要性を認めつつ、慎重な検討が進められることを約束した。
このように、議会では自転車に関する安全性や公共交通の充実、そして自治会との協働を取り入れた地域振興が重要視されている。今後の施策展開が期待される中で、市民の健康や安心を守るため、様々な問題が提起され、住民の意見が反映されることが求められている。