令和4年第1回福津市議会の臨時会が1月20日に開催された。
議題では、議案第1号として令和3年度の一般会計補正予算が審議された。原﨑智仁市長は、補正予算の内容について説明し、児童・生徒数の増加に対応するため、新設校の建設が急務であると強調した。具体的には、小学校と中学校をそれぞれ1校ずつ新設し、令和9年4月の開校を目指す意向を示した。
補正予算では、平成年度から事業を開始するため、必要な経費が計上されることとなる。また、財源確保のため、財政調整基金から300万円の増額を行い、新設学校の基本計画策定にも299万円が必要とのことである。これに関し、質疑が行われたが、特に異議はなく、全議員の賛成により採決が進められた。
この補正予算においては、住民税非課税世帯等に対する特別給付金も大きな議題となっている。福津市の神山由美健康福祉部理事は、国の制度に従い今後も給付を進める意向であるが、近隣都市での独自支給の動向についても注視する必要があると発言した。
全体として、福津市議会は地域のニーズに応える姿勢で臨んでおり、コロナ禍の影響を受けつつも、新設校建設や住民支援策に予算が配分され、住民サービスの向上を図っている様子がうかがえる。今後の施策に注目が集まる。