令和4年3月16日、福津市議会は定例会を開き、重要な議案についての審議を行った。
主要なアジェンダには、令和4年度福津市一般会計予算や国民健康保険事業特別会計予算が含まれており、各議案は予算審査特別委員会を通じて慎重に検討された。
議案第8号、令和4年度福津市一般会計予算については、反対意見がいくつか上がった。戸田進一議員(日本共産党)は「全ての事業が一括して賛否を求められているため、主な問題点を指摘して全体として反対」とし、特に行財政改革や受益者負担を懸念した。賛成意見は見られず、結局、原案通り可決となった。
次に、議案第9号、令和4年度国民健康保険事業特別会計予算についても同様の過程を辿り、戸田議員は高過ぎる国保税についての意見を述べながら反対した。同様に、議案第10号、後期高齢者医療事業特別会計予算も可決に至った。
議案第14号、福津市一般職の職員の給与に関する条例については戸田議員からの反対があり、「引き下げは極めて冷たい対応」と指摘されたが、賛成多数で可決。一方、議案第15号に対しても賛成者がなく同様の結果に至った。
議案第21号の福津市国民健康保険税条例改正については、賦課限度額が引き上げられ、議会は賛成で可決した。給与及び旅費に関する条例や職員服務条例など、多くの議案が原案の通り可決されていった。
さらには、津屋崎行政センターの存続を求める決議も提案され、賛成意見が相次ぎ、重要視される地域機能の維持として支持を受けた。
閉会に向けて、今後の所管事務調査と次回の議会の日程が提案され、福津市議会は一連の議案を無事に終了した。