令和2年9月1日、福津市議会は第4回定例会を開会した。今回は新型コロナウイルス感染症に伴う諸対応が主な議題となる中、出席議員およそ18名が参加した。
議長の江上 隆行氏は、新型コロナウイルス禍において議員の役割の重要性を強調し、議会機能の維持が最優先であると述べた。また、議会運営委員会での議論を基に、本定例会でも感染症対策を講じて議会を進める決定がなされたと報告した。
原﨑 智仁市長は、感染者数が増加している現状を踏まえ、特に学校新設問題において、様々な議題が本定例会に提案されていることを述べ、議員の協力を呼びかけた。特に新設校の計画に関しては、竹尾緑地案と手光案が出され、教育委員会の意見に基づく議論が行われる必要があると指摘した。
市長は、昨年12月の庁議での竹尾緑地案の決定について問題を提起し、今後、教育委員会の協議を重視すべきとの考えを示した。市民への透明性を重んじ、最適な学校建設計画が求められる時期であることが強調された。
また、議案としては、令和2年度の福津市一般会計補正予算の承認が求められた。この補正予算には、感染対策の一環として、教育現場への支援が含まれ、特に小中学校の感染予防策が課題となるとされている。市民や保護者への影響を考慮し、議員からの意見が集められることとなった。
福津市では、市内の医療従事者が奮闘する中、議会の重要性が再認識されている。市民生活を支える政策のため、議員は自身の役割を果たす必要があり、今後の議論がより一層の注目を集めることになるだろう。