令和元年7月31日、福津市にて臨時会が開催された。今回の会議では、主に補正予算案と財産取得に関する議案が審議された。
まず、議案第34号、平成31年度福津市一般会計補正予算が議題に上がった。原﨑智仁市長は、6月の定例会での特別職の給料減額に伴い、補正予算を提案したと述べた。具体的には、市長の給料を10%、副市長を5%減額する形となり、合わせて歳入歳出それぞれ152,000円を減額したという。花田積財政調整課長は、歳出においても同様の理由から人件費の減額が行われたと説明した。議案に対する質疑はなく、全員賛成で可決した。
次に議案第35号、財産取得についての審議が行われた。原﨑市長は、津屋崎古墳群などの歴史的価値を持つ土地を取得する必要性を訴えた。具体的には、約1億221万円で5,862.54平方メートルの土地を取得する計画であり、この土地は今後の史跡整備に利用される。委員会での質疑では地域住民への説明不足が指摘されたが、教育部長の榊俊弥氏は地域住民への対話を進めていると反省の意を示した。最終的にこの議案も可決された。
会議では、市長や副市長、教育長などの出席者による報告も行われ、福津市の状況、計画、課題に対する取り組みについても触れられた。市議会議員たちの姿勢が市民の理解を得るための努力を重視していることが伺えた。
以上の結果をもって、令和元年第5回福津市議会臨時会は無事に終了した。各議案の決定により、今後の財政運営が円滑に進むことが期待されている。