令和元年９月定例会での一般質問において、福井崇郎議員が提起したのは、地域資源を生かした活性化を目指す第２次福津市都市計画マスタープランと環境保全の取り組み、さらに学校教育におけるＩＣＴ学習環境の整備についてである。
最初に福井議員は、第２次福津市都市計画マスタープランに関して質問し、津屋崎地区など地域拠点の進捗状況と今後の方針について原﨑市長の答弁を求めた。原﨑市長は、福間駅周辺地区、津屋崎地区、東福間駅周辺地区を地域拠点とし、魅力ある街づくりを進めていると述べた。特に津屋崎地区では、観光資源の活用と地域活性化を目的とし、老舗の造り酒屋の保存活用に向けた調査を行っていると強調した。
次に、環境保全の取り組みにおいては、福井議員が地球温暖化防止策や環境教育について尋ねた。福井市は、SＤＧs未来都市に選定されたことを受け、環境基本計画に沿った省エネルギー化や資源リサイクルの推進に取り組むと答えた。特に地域住民との連携による環境保全活動の重要性が再確認された。
また、福井議員は学校教育におけるＩＣＴ学習環境の整備について質問し、特に小学校のＩＣＴ環境整備事業の進捗状況について教育長から説明を受けた。教育長は、全小学校におけるパソコン教室の更新や、学びの質の向上を目指した研修の実施について述べた。
最後に、福井議員はハード面の整備だけでなく教育全体の質の向上や情報モラル教育の重要性を訴えた。議会の中でのこのような議論は、地域社会の課題を解決するための重要な鍵であり、今後の施策に大きく寄与することが期待されている。
これらの質問と答弁を通じて、市としての持続可能な発展に向けた具体的な施策や方針が明確に示されると共に、新たな市民参加の形が求められる重要な機会となった。