令和元年第6回福津市議会定例会が9月2日、午前9時30分に開会し、19日間の会期が決定した。
議長の江上隆行氏は開会にあたり、災害対策の強化や市の評価向上に言及した。原﨑智仁市長は、風水害の被害が回避されたことを安堵の念で伝え、市全体での体制強化を進める方針を示した。特に、官民連携や地域活性化に向けた取り組みを強調し、九州大学との協力による政策デザインについても触れた。
また、原市長は、福津市がSDGsモデル都市に選ばれたことを受け、今後は市民の力を最大限に引き出しながら市政運営を行う意向を表明した。昨年以降、運営の透明性向上や市民との対話を重視したアプローチが進められ、この精神は議会への決算報告にも反映されるとされた。
今定例会では、複数の議案が上程される。注目すべきは、平成31年度の一般会計補正予算案で、特に小学校校舎の整備に関する報告が強調され、合計94件の議案が審議される。特に令和元年度の決算に関しては、歳入歳出ともに前年を上回る結果となっており、今後の持続可能な成長に向けた方針が求められている。